ASTEAMACSでは、プリ処理*1、ソルバーによる計算、ポスト処理*2までの作業を一貫して行うことが出来ます。
*1:プリ処理 … メッシュ作成や条件設定など、解析実行前の処理のこと
*2:ポスト処理 … 解析結果の可視化や出力など、解析実行後の処理のこと
基本機能
プリ処理
メッシュ作成機能で2次元、3次元メッシュを自由に作成/編集
構造物の種類を選択し、寸法を入力するだけで、メッシュを自動作成
Ver.12 NEW
3方向ハンチ合流部の自動作成
リフト割、打設スケジュール、養生期間や型枠残置期間を任意に設定可能
示方書・指針に記載されている計算式や標準値から各種条件を入力
全国主要都市の気温データを搭載、その他任意の外気温も設定可能
ポスト処理
温度、ひび割れ指数、主応力など各種パラメータの等高線(コンター)図を表示
任意の節点や要素における、各パラメータの経時変化をグラフで表示
オプション機能
高速ソルバー
- 高速ソルバーは従来のSKILINE法(直接法)に比べて大幅な計算時間の短縮が可能です。
高速ソルバーの詳細(pdf)
ひび割れ誘発目地シミュレーション
- 引張応力が設定した引張強度を越えると切れる非線形バネ要素を用いる機能です。
- この要素を上手に利用法する事によって、バネ以外にも「ひび割れ」や「すべり」「ローラー支持」などのモデルを作ることが出来ます。
詳細パイプクーリング
- 標準装備のパイプクーリングは冷却水温が入口から出口までの間一定とみなしていますが、「詳細パイプクーリング」機能は入り口の水温が出口までの間に水温が変化することを考慮した解析をします。
アニメーション
- 変形図や各種等高線図などのアニメーション表示の機能です。
壁状構造物簡易解析手法
- 2次元応力解析の部分を「CP法」で計算出来ます。
- 体積ひずみ(クリープや収縮ひずみ)を考慮したCP法解析も可能です。
NASTRAN DATA変換/断熱温度上昇パラメータ算定
- NASTRANで作成した節点・要素データをASTEA MACSで読める形式に変換するプログラム
- 断熱温度上昇試験のデータから、次の実験式のパラメータ(K,α,β)を算定するプログラム
- Q=K(1-exp(-α(t-t0)**β))
接合要素機能
- ボンド要素とは別に、コンクリートと地盤の「すべり」に特化した薄い6面体の要素です。
- 本機能は、東京大学 前川先生、前田建設工業 三島様の許可を得て組み込んだ機能です。
水和発熱
- 標準装備されている断熱温度上昇式とは別に、こちらは積算発熱量に基づいて発熱率が計算出来るようになっているものです。